第三章 スライドショーとプリローダーの作成 - 2

ユーザー関数の定義と実行 - 1

次にskip_btnを押した時のスクリプトを記述します。

skip_btnが押された時の処理は、次の写真に変更するというものですが、prev_btnを押したときや、自動スライドショーの際も写真を変更するという意味で同じような処理が何度も必要になってきます。このような場合は、ユーザー定義関数を用意して処理をまとめておくと便利です。

ユーザー定義関数とは?

ユーザー定義関数(以下関数)とは、自分で作成するメソッドです。同じような処理が必要な場合に、同じような処理を何度も記述すると、コードが長くなり、処理が分かり難くなるだけでなく、修正する場合の手間が多いなど、デメリットの多いプログラムになります。

このような場合に、関数による記述で、効率の良いプログラムを作成することができます。プログラムの上達には、関数の利用は必須だと思ってください。

関数による処理を行うためには、定義と実行の2つの記述が必要になり、定義と関数には、それぞれ決まった文法があります。

関数の定義

関数を定義する公式は次のようになります。

関数の定義の公式

function 関数名(変数:型...) :戻り値の型 {
処理;
}

例としてtashizanという名前の関数を定義します。この関数では、2つの数値を受け取り、その合計値を返すという処理をします。

例 関数のtashizanの定義

function tashizan(num1:Number,num2:Number) :Number {
return(num1 + num2);
}

関数名

functionにつづき関数名を記述します。関数名は任意に決めることができます。ここではtashizanという名前にしています。

引数の指定

関数を実行するときに値を受け取ることができます。この値のことを引数またはパラメータと言います。

引数を受け取る場合は、関数名に続く()内で、引数を受け取る用の変数名を記述します。複数の引数を受け取る場合は、カンマで区切って記述します。この場合は、num1 num2の2つの数値型の変数で受け取っています。

引数を受け取る必要がない場合は、()内には何も指定しませんが、()を省略することはできません。

戻り値の指定

関数処理後に、実行結果などを返すことができます。値を返す場合は、返す値の型(ここではNumber)を記述し、値を返さない場合は、Voidと記述します。

値を返す場合は、関数の処理内でreturn文を使って値を返します。

関数の実行

関数を定義した段階では特に何もおこりません。作成した関数を呼び出すことで初めて実行されます。関数を呼び出す場合は、次のように記述します。

関数tashizanの実行

上記で定義した関数tashizanを実行する場合は、次のように記述します。

var num:Number = tashizan(4,5);

関数tashizanに、4と5の2つの値を渡して実行しています。そして実行結果を変数numで受け取っています。関数tashizanは、渡された4と5の2つの数値を、変数num1、num2で受け取ります。そしてreturnでその和を返しています。これで変数numには、4と5の和である9が代入されます。